切迫流産と早期前期破水を乗り越えて産んだ話。

絨毛膜下血腫による切迫流産と、早期前期破水による早産。

緊急受診、入院初日。

さて。安静解除された前回の診察からわずか3日、事態は急変します。

 

いつもどおりの日。朝からだらだらと洗濯を干したりテレビを見てた。安静解除されてもまぁ結局家にいたらだらだらするわけです。

午後に実家行こうかなと思って、お昼はうどん茹でて食べていた。


食後にテレビを見ていたら、急にドロっと何か塊が出た感覚があり、塊が出ることがあるのは知っていたのでそんなに焦らず急いでトイレへ。

一応塊取っておこうと思ってナプキンを取り替える。
さっきまで出ていたのは茶色い出血だったのに、トイレには鮮血が流れてて、おや?と思う。
少量なら様子見で良いのかなと思う反面、鮮血なら相談したほうが良いのかなと悩み、夫にライン。
電話しなよ!迷うとこじゃないよ!と言われ病院に電話。

 

なんとなく、これまでの人生で、自分の体調に関して『大変だ!』と思ったらそんな大したことじゃなかった、ということが多くて、というかそれしかなくて、大変なことになったことがないので、あまり深刻に考えない癖がついているのかな。と思う。

 

電話で安静にと指示されるだけかなと思ったら、来てくださいとのこと。心配してなかったけど、まぁ、行くかぁと言う感じで、勿論帰ってくるつもりで家の中のことはそのまま。帰りに買い物しようかなとか考えてた。 

 

15:00 診察してもらったら、血腫が大きくなってる、出血もしっかりある、入院した方が良い、と言われてびっくり。
え、入院ですかと。心構えゼロだったので兎に角びっくり。
息子のことと、今週末の予定のことでどうしようどうしようと頭がぐるぐる…

とりあえず夫と両親へ連絡。

念の為の車椅子移動で入院手続きして個室でPCR検査して

17:00 大部屋へ移動。

 

最初は行動制限なし。病棟内は動いてよいとのこと。
今後のことや持って来てもらうもののことで家族とのやり取りが多かったので、最初は通話可能エリアと行ったり来たりして電話していた。

 

20:00 腹部の痛みが強くなってきて、看護師さんに言ったら先生が診察してくれた。

診察台に上がると、ドロッとしたものがどんどん出ていく感覚がある。怖い。

エコーによると、赤ちゃんは元気だけど、血がバンバン出てて、子宮までの入り口も開いていて、良くないとのこと。

もしかしたらこのままだと流れちゃうかもって言われ、今夜が山場かもみたいなことを言われ、衝撃を受ける。まさかまさか。いなくなっちゃうの?こんなに元気に動いている姿が映っているのに?

子宮収縮を防ぐ薬と抗生物質の点滴をしてもらうことに。

できる限りのことしましょう、と先生言ってくれた。

 

涙が出て止まらない。

祈るような気持ち。頑張れ頑張れと言い続ける。  

痛みが定期的にやってくる。きゅーっと締め付けるような痛み。2、3分に一度の波だった。この感じ、なんだか身に覚えがあると思ったら、陣痛だ。痛みのある瞬間お腹を触ると子宮が固くなっていて、痛みが抜けるとふっと柔らかくなる。

気づいた瞬間血の気が引く。13週で陣痛?待って待って、出てこようとしてるの?まだだよ!違うよ!

ベッドの足の部分を少し上げて骨盤が下がらないようにしてひたすら安静。点滴の効果が早く出るように祈るのみ。

 

夜中に定期的な痛みがなくなって、ホッとする。今夜が、早く終われと、何度も時計を確認して朝までよく眠れなかった。

 

しばらくはお手洗いも車椅子移動で、ベッドから動いてはいけないとのこと。

こんなことになるなんて。